図書館で「マンガ 自営業の老後」という本を借りて読む。私は自宅で細々仕事をする個人事業主で、ここ数年介護があったので仕事そのものがほぼ休眠状態。還暦を過ぎて、いつまで個人事業主という肩書きを続けるのかなと思い始めていたらこの本が目に留まったのよね。
著者が年金を全くかけていなかったという話にはちょっとビックリしたけど、そういえば夫の知り合いにもそういう人がいたという話を聞いたことがあるのでありえることなんだろうね。
この本いろんなフリーランスの人の事例が書かれていた。ガッツリ稼いでいたイラストレーターさんの話だったけど若いフリーランスの人が読んだらいいかしらと思った。(私はもうどうあがいても無理)
自営業者が定年もなくずっと働けるって思い込んでいたら大きな間違いだということは正解だね。
最近、知り合いのお店が立ち退きを大家さんに告げられてお店を畳むことになり次の物件を探すけどなかなか見つからず、その間アルバイトをしようと思っても還暦を過ぎると現実は厳しい。後10年までずっとお店をやっていこうと思っていた人生設計が崩れてしまったと嘆いている。
我が家のパートナーも80歳までは自分でやっている仕事を続けるつもりでいたけど、思わぬ病気にかかってしまい、それが本当にできるのか少し自信がなくなってきているみたい。病気以来随分と営業収益が落ちたと言われた(今頃報告された)。
私はというと、今も細々ながら仕事を受けているけど収入はほんとうに少なくなってきていて、こんなに暇なら老後のことを考えて月に数日別の仕事をした方がいいなとこの本を読みながら思うわけ。
私の老後は国民年金、金額を書くと悲しくなるので書かない。数年分の厚生年金としばらく掛けていた年金基金。老後がやばいなと感じ始めた50代から掛けた「小規模企業共済」。「小規模企業共済」は、もう少し掛けると分割してもらえるようになる。
それでも月に10万はもらえない悲しい老後。「小規模企業共済」は自営を辞めた時の退職金がわりにもらうか、10年分割でもらうか選択することができる。分割で10年もらったとしても、その後のために貯金を残しておかないと。
夫はどういう対策を取っているのか皆目検討がつきません。きっと年金だけ(いや借金もありそう)。夫のことは別にいい、こちらに火の粉がかからなければと思ってる。卒婚夫婦のドライな関係。
庭に植えていたおかわかめ(雲南百薬)を収穫。食用になる。軽く茹でておひたしにしていただきました。