認知症の人の救急診療

夜になって高熱が出た義父は救急車で病院に行きましたが、心電図などでも手足をばたつかせて暴れて、いつも世話をしている私が側で声かけをしてやっと落ち着きました。認知症があるために自分がどうしてここにいるのかが理解できないからでしょうか。

熱の原因ははっきりしないのですが抗生剤や解熱剤をもらって自宅へ帰ることになりました。先生の説明を聞いていて、認知症の患者は病院側で預かりたがらないと感じました。一般のご老人ならそのまま検査入院になっていたかもしれませんが、義父の場合、例えば心筋梗塞が見つかってもその治療を義父本人が嫌がるからです。なぜその治療が必要なのかなどお構いなく、嫌なものは嫌!!というような感じです。

「今後のことを考えられた方がいいですよ」と先生から言われたように、これから先、義父のような認知症の人が病状が悪化したとき受け入れてくれる病院はあるのかしらと不安に感じます。抵抗するような体力があるうちは、病院や施設に入れてもきっとうまくいかないですよね。逆に無理をして入院させてしまうと私は楽になりますが、義父の手足の筋肉の衰えが加速するのかもしれません。

これを書いている最中にトイレでガタンと音がしたので覗いてみると、昼間自力で歩けなかった義父が一人でトイレまで行ってました。熱が下がってきた証拠です。内心ホッとしています。

スタッフの人数に余裕があり、認知症に対しての知識があるスタッフや介護スタッフがいて認知症の人が安心して治療を受けられる病院が必要ですよね。

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